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夏野菜の収穫の減退と苗の更新(8月の収穫成果) ー市民農園(貸し農園)で家庭菜園2020 栽培記録7ー
家庭菜園8月の収穫成果
8月に入り、夏野菜の苗がしだいに弱ってきます。
6~7月にかけてたくさん実らせたので、苗が衰弱するのは仕方のないことです。
果実をたくさんつけたことによって株が弱ることを成り疲れと呼びます。
追肥で元気づけましょう。
追肥は化学肥料で十分です。状況に合わせて有機肥料も施してください。
それに伴って収穫量が減ったり、苗が病害虫に襲われやすくなったりします。
収穫を続けつつ、枯れた苗は取り除き、必要ならば、夏植え用の野菜苗を植えて、苗を更新しましょう。
8月に植えると9月~10月にかけてまた収穫できるようになります。
8月キュウリの収穫成果
キュウリは、株の衰弱が甚だしいです。
8月初旬は7株で約15本弱でした。収量もかなり少なく、キュウリの品質も落ちてきました。
特にうどんこ病にが広がって、葉が次々に枯れていきます。
うどんこ病は、苗を植えた初期よりも、後期の方が病気の影響が現れます。
その中で、その名の通り「うどんこつよし」は比較的病気に強く、最後まで生き残っていました。
8月中旬頃にはうどんこ病や株の衰弱の影響で、ほぼすべての苗が枯れてしまいました。
キュウリの新しい苗の補充
まだまだキュウリを食べたいので、キュウリの新苗を7苗植えました。
「新北進」という夏植えOKの品種です。
8月シシトウ・万願寺トウガラシ・伏見甘長・種なしピーマン「たねなっぴー」・ジャンボピーマン(ピーマン系)の収穫成果
ピーマン、トウガラシ系の作物も収量はだんだん落ちてきていました。
万願寺トウガラシは8月上旬までは、非常によく収穫出来ていました。
うち続く日照りで、伏見甘長、ジャンボピーマンは8月上旬、シシトウは8月中旬、万願寺トウガラシは8月下旬に枯れてしまいました。
種なしピーマン「たねなっぴー」が細々と収穫が続いています。
これらピーマン、トウガラシ系の作物は根が浅いため、水枯れに非常に弱いです。
強い日照りが続くときは、例え畑に植えていても水やりが必要です。
また、枝が折れやすく、果実をたくさんならせたままにすると、果実の重みで枝が折れてしまいます。
8月ナスの収穫成果
ナスも成り疲れでと株が弱り、更にハダニの発生で株が衰弱しました。
8月上旬は枯れそうでしたが、追肥で少し持ち直して、細々と収穫が続いています。
ただ、果実の大きさは非常に小さくなり、品質も落ちています。
成り疲れの時期は、早めに収穫して、株の負担を減らしましょう。
8月トマトの収穫成果
トマトもナスも成り疲れで株が弱り、うどんこ病が追い打ちをかけました。
8月中旬は1株20個ぐらい収穫出来ていました。8月中旬には、殆どの株が枯れてしまいました。
大玉、中玉トマトは一気に果実をつけて、力を使い切ってすぐ枯れるイメージです。
中玉トマトの収穫時期は1か月程度です。
成長が旺盛な割に、枝が折れやすく自立できないので支柱が必至です。
成長のたびに支柱に結び付けて支えましょう。
成長が旺盛な割に、枝が折れやすく自立できないので支柱が必至です。
大きく成長しすぎて折れて株が枯れたり弱ったりしてしまいました。
8月のオクラの収穫成果
8月に入って急速に成長し、収穫最盛期を迎えたのがオクラです。
オクラは4~5本ぐらいが寄せ植えの状態での、1ポットとして売っています。
その1ポットをばらさずそのまま一緒に植えています。
1ポット1株と考えると、8月は1株当たり1週間に約15個収穫できました。
オクラは収穫時期が遅れると、繊維質になり、非常に硬くなります。
収穫最盛期にはほぼ毎日収穫を行う必要がありました。
それでも2、3日畑を訪れる間隔が空いたときは、とても大きくて硬いオクラが収穫できました笑。
大きくて硬いものは、細かく刻んで食べましょう。
私はかなり硬いオクラも細かく刻んで食べました。
細かく刻んでも繊維質は残りますが、食物繊維たっぷりで健康に非常にいい感じがしています。
オクラのに塩昆布、鰹節、好みでおろしにんにく、ごま油を加えて和えたものは、酒の肴として絶品です!!
夏野菜8月の収穫成果のまとめ
キュウリ、ピーマン、ナス、トマトは成り疲れにより全体的に株が弱り、大幅に収量が落ちました。
更に収穫を続けたい場合は、7月下旬~8月上旬の間に、追肥を施しましょう。
また、夏植え可の新しい苗を買って植えると秋まで収穫ができるようになります。
植えたての夏植え野菜苗は、水枯れに注意してください。
そして、オクラは収穫の最盛期を迎えます。どんどん取れます。
大蔵はすぐ硬くなるため、最も収穫のタイミングに気を使います。
果実がなる度に、しっかりその都度収穫することが重要です。
暑いですが、美味しいオクラのためにも、こまめに畑を見回るようにしましょう。