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コンパニオンプランツ効果あり! 鉢植えの果樹や観葉植物の隙間で野菜やハーブを育てよう! おすすめハーブ・野菜品種と育て方を徹底検証!!

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コンパニオンプランツ効果あり! 鉢植えの果樹や観葉植物の隙間で野菜やハーブを育てよう! おすすめハーブ・野菜品種と育て方を徹底検証!!

ソテツの鉢植えのスペースで育てた隙間野菜たち(ツルムラサキ、タアサイ、キクナ、ハクサイ)

ハクサイは左奥の大きな葉っぱです。

 

柑橘類「平兵衛酢(へべす)」とともに育つキクナとタアサイ

タアサイはとう立ち(薹立ち)(花を咲かせる茎をの伸ばすこと)し始めています。

 

ソテツ(encephalartos nubimontanus)とともに育つカツオ菜、細ネギ、キクナ)

 

 

鉢植えの果樹や観葉植物の隙間で野菜やハーブを育成

果樹や観葉植物の鉢植えを育てていると、必ず空いたペースができます。

実はそのスペースを有効活用して野菜やハーブを育てることができます。

そうして育てられた野菜を隙間野菜、隙間ハーブと呼んでいます。

今回はお手軽な隙間野菜の品種(種類)と育て方を解説します!

 

隙間野菜、隙間ハーブ(コンパニオンプランツ)がおすすめな理由 メリット

①マンションなど、限られた栽培スペースでも効率よく家庭菜園ができる。

ベランダなどのスペースが限られている場所で、色々な植物を育てられるのは魅力的です。

少しだけ欲しい野菜やハーブなどは、隙間に育てていると便利です。

 

②観葉植物や果樹の鉢の余分な肥料を隙間野菜・ハーブ(コンパニオンプランツ)が吸収してくれる。

鉢植え栽培は、実は圧倒的に肥料過多になりやすいです。

繰り返し鉢植えに肥料をやると、鉢の中には高濃度の肥料が残ってしまいます。

更に育っている植物に偏った肥料状態になってしまいます。隙間野菜・ハーブ(コンパニオンプランツ)は、余分な肥料を吸収して育ってくれます。

 

③隙間野菜やハーブが育っているのは寄せ植えとして、見ていても楽しい

メインの果樹や観葉植物の成長が止まっている時期でも、隙間野菜やハーブが育っているのは見ていて楽しいです。

果樹は年1回の収穫です。観葉植物は中々その果実や葉を利用する機会がありません。

隙間植物、隙間ハーブを育てることで、果樹鉢、観葉植物鉢により有用性を持たせることができます。

またちょっとした寄せ植えで楽しいです。

 

隙間野菜、隙間ハーブ(コンパニオンプランツ)のデメリット

①隙間野菜、隙間ハーブが大きく成りずらい。

あくまで鉢の中なので、ハクサイやキャベツなどは結球まで大きくなりづらいです。

ただ結球していなくても食べられるのでちょうどお手頃なサイズで便利とも考えられます。

 

②ハダニやアブラムシなどの害虫を呼び込むことがある。

春から夏にかけて、キクナ、バジル、シソなどは、風通しが悪いとハダニやアブラムシを呼び込む場合があるので注意しましょう。

風通しなどに注意すると発生しないですので安心してください。

 

 

コンパニオンプランツとは

互いの成長によい影響を与えあう組み合わせの植物のことです。

有名なコンパニオンプランツの例

バジルとトマト

マリーゴールドとトマト、ジャガイモなどのナス科、マメ科、キュウリなどのウリ科

レタスとキャベツ、コマツ、ナミズナ、チンゲンサイなどのアブラナ科

 

 

夏におすすめ隙間野菜 ツルムラサキ

夏野菜の個人的超おすすめ定番夏野菜です。

葉と若い茎を塩と油でさっと炒める油炒めが最高です。

中華風でも和風でもよく合う、ぬめりのあるネバネバ滋養強壮野菜です!

ホウレンソウの様に利用できます。

4月ごろに種をまいて、暖かくなったら勝手に成長してくれます。

気温さえ許せば、11月ぐらいまで収穫できます。

茎がツルのように成長するので、どこかに這わすか、茎が長く硬くなる前に収穫しましょう。

暖かいうちはすぐにまた成長します。

病害虫が少ないのもおすすめの理由です。

 

ソテツ(エンセファラルトス ラエビフォリウス encephalartos laevifolius)とともに育つツルムラサキ

手入れなしでぐんぐん育ちます。艶々でおいしそうです。

定期的に収穫してあげれば、温度さえ高ければ何度でも伸びてきます。

 

 

 

ツルムラサキの情報
生活環 1年草・夏野菜(5~11月)
播き時 5月以降の暖かくなってから
高さ 40cm~ツルなのでどんどん伸びます。スペースに合わせて収穫
日光 大好き
耐寒性 弱い(10℃以上)
耐暑性 強い
耐乾性 水切れに弱い
耐湿性
普通
病害虫
特になし

 

油炒めの材料です。

ツルムラサキは茎と葉に分けて炒めます。茎を先に炒めます。

調味料は油と塩のみで十分美味しいです。

 

油多めで、強火でさっと炒め、最後に塩をまぶして味付けします。

 

ビールやご飯のお供に最高です。

ポン酢で味変して、ご飯何杯も行けます。

シンプルイズベスト!町中華の味!

 

 

冬におすすめ隙間野菜 キクナ

料理のちょっとしたアクセントにも、鍋物のメインにも役立つ野菜です。

ゴマとごま油で、鰹節醤油で食べるお浸しが最高です。

種子は一年中播けます。

秋に播くと野菜が貴重な冬に重宝します。

摘み取って収穫すると、春まで何回でも収穫できます。

春~夏は、特に風通しが悪いと、ハダニやアブラムシなどの害虫を呼び込むので注意しましょう。

 

キクナの情報
生活環 1年草
播き時 (9~2月がおすすめ)
高さ 40cm程
日光 大好き
耐寒性 強い
耐暑性 普通
耐乾性 水切れに弱い
耐湿性
高温多湿に弱い
病害虫
ハダニ、アブラムシ(特に暖かい時期)

 

ソテツ(エンセファラルトス encephalartos eugene-maraisii)とともに育つキクナ

 

ソテツ(エンセファラルトス ラエビフォリウス encephalartos laevifolius)とともに育つキクナ

 

グレープフルーツとともに育つカツオ菜、キクナ

種を播くのが遅すぎて(12月頃)、2月まで小さいままでした。

キクナは何度か収穫したものもあります。

冬におすすめ隙間野菜 タアサイ

アブラナ科の野菜なので、小松菜やチンゲン菜などと同様に調理できます。

寒さに非常に強いので、秋に播いて冬から春にかけて収穫できます。

歯ごたえ良く癖のない味と風味です。

油炒めやお浸しなど様々な料理に使えます。

鍋にも入れられます。

比較的とう立ち(薹立ち)(花を咲かせる茎をの伸ばすこと)が早いです。

薹(とう)も癖少なくおいしく食べられます。

 

タアサイの情報
生活環 1年草(冬野菜)
播き時 9~11月
高さ 20cm程(横に伸びます)
日光 大好き
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
耐乾性 水切れに弱い
耐湿性
高温多湿に弱い
病害虫
特になし

 

ソテツ(エンセファラルトス encephalartos ghellinckii)とともに育つタアサイ

とう立ち(薹立ち)(花を咲かせる茎をの伸ばすこと)し始めています。

冬場は葉物系野菜が、ヒヨドリ等に葉をかじられます。

ヒヨドリの捕獲には狩猟免許が必要です。

 

冬におすすめ隙間野菜 カツオ菜

アブラナ科の野菜なので、小松菜やチンゲン菜などと同様に調理できます。

名前の由来は、「カツオが不要なぐらい、うまみ味がある」からだといわれています。

実際に葉のうまみと味が濃いです。

白菜の緑の部分と菜の花(菜花)の中間ぐらいの味です。

菜の花のような苦みは少ないです。

秋に種をまけば、冬~春にたくさん収穫できます。

とう立ち(薹立ち)(花を咲かせる茎をの伸ばすこと)が早いですが、薹(とう)はちょうど菜花のものと同じように調理できます。菜の花よりも苦みが少ないです。

 

カツオ菜の情報
生活環 1年草(冬野菜)
播き時 9~11月
高さ 40cm程
日光 大好き
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
耐乾性 水切れに弱い
耐湿性
高温多湿に弱い
病害虫
青虫

 

普通に育てたカツオ菜

 

ソテツ(エンセファラルトス ラエビフォリウス encephalartos nubimontanus)とともに育つカツオ菜

 

グレープフルーツとともに育つカツオ菜、キクナ

種を播くのが遅すぎて(12月頃)、2月まで小さいままでした。

 

柑橘類「みはや」とともに育つカツオ菜

種を播くのが遅すぎて(12月頃)、2月まで小さいままでした。

 

 

夏におすすめ隙間ハーブ 青シソ、赤シソ

少しあると食卓の色どりになりますし、実は栄養価も非常に高いです。

4月頃に種をまいておくだけで勝手に育ちます。

また赤シソは、梅干を漬ける時にも役立ちます。

放置すると育ちすぎるのでこまめに収穫していきましょう。

 

青シソ、赤シソの情報
生活環 1年草(夏のハーブ)
播き時 4~6月
高さ 50cm程(こまめに収穫しましょう)
日光 大好き
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐乾性 普通
耐湿性
少し弱い
病害虫
青虫、バッタ、ハダニ

 

 

夏におすすめ隙間ハーブ バジル

パスタなどのイタリアン、特にトマト料理には欠かせません。

少しでいい場合が多いので、隙間ハーブとして育てておくと特に便利です。

4月頃に種をまいておくだけで勝手に育ちます。

 

バジルの情報
生活環 1年草(夏のハーブ)
播き時 4~6月
高さ 50cm程(こまめに収穫しましょう)
日光 大好き
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐乾性 少し強い
耐湿性
高温多湿に弱い
病害虫
青虫、バッタ、ハダニ

 

その他の隙間野菜、隙間ハーブとして、パクチーやネギなどもおすすめです。

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