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草刈り、雑草取り、収穫が超効率的! 鎌の使い方とおすすめの種類 園芸、家庭菜園の必須のツール!
用途に合わせった鎌で、草刈り、雑草取り、収穫が効率的に
園芸、家庭菜園、農業、林業などの作業において、鎌は昔から重要な道具です。
しかし、鎌の選び方や使い方、さらには種類の選択について悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、園芸、家庭菜園、農業、林業などで使われる鎌の種類、刃の鋼材の比較、使い方、おすすめの鎌の種類、そして鋸刃の鎌と普通の直刃の鎌の比較について詳しく解説します。
これを読めば、鎌に関する知識が深まり、作業の効率化や安全性の向上に役立つこと間違え無しです!
園芸、家庭菜園、農業、林業などで使われる鎌の種類
園芸、家庭菜園、農業、林業で使われる鎌には、大きく分けて以下のような種類があります。
草刈鎌(直刃)、草刈鎌(鋸刃)、草削り(土削り)鎌、長柄刈払鎌です。
以下ではそれぞれの用途、特徴をまとめています!
1. 草刈鎌(直刃)
幅広く湾曲した刃を持ち、大面積の草刈りに適しています。
一般的に鎌といえばこの草刈り鎌のことを指します。
庭や草地の草刈り作業に最適です。稲や麦などの収穫作業もできます。
刃の厚みで刈り取れる草の種類が変わってきます。
薄刃鎌、中厚刃鎌、厚刃鎌(木鎌)があります。
薄刃鎌
軽量で疲れにくいです。
主に柔らかい草、雑草の草刈りに適しています。
ヨシやススキなどは、草が硬めなので刈りにくいです。
中厚刃鎌
刃が厚いため、土手や空き地などに生えて成長した夏草など、比較的草や茎などが硬い草に適しています。
薄刃鎌では刈りにくいヨシやススキなども刈ることができます。
厚刃鎌(木鎌)
丈夫で刃の厚い刃の鎌です。小枝、雑木、小竹、竹の枝、硬い草を刈る際に用いられます。
柄も太く丈夫にできていて、力を入れやすいのが特徴です。
重みもありますが、その分重みで力が込めやすいのも特徴です。
2.草刈鎌(鋸鎌) ノコギリ刃タイプ
鋸鎌とも呼ばれ、刃がギザギザ、ノコギリ状になっているのが特徴です。
一般的な草刈り、茎や根が硬い草を刈るのに適しています。稲刈りなど穀物の刈り取りにも適しています。
刃の形状によってはロープなども切りやすく、万能タイプの鎌と言えます。
直刃の鎌と違って、スパっとは切れないかもしれませんが、ノコギリの様に引き切ることで、硬い草にも対応できるのです。
3.草削り(土削り)鎌
この鎌には大きく分けて2タイプあり、草削鎌タイプとねじり鎌タイプです。
草削鎌タイプ
草を土ごと削り取れるような形状をした鎌です。
通常の鎌の横方向だけではなく縦方向にも刃がついているのが特徴です。
根元から草を取れるため、草刈りの効果が長続きし、きれいな状態を保てます。
草削り、土削りと呼ばれるように、土や小石と一緒に根元を一気に刈り取れます。
そのため鎌の刃が摩耗するスピードも他の鎌と比べると早いく、研ぎの回数が多かったり寿命が短かったりします。
ねじり鎌タイプ
用途は草削鎌タイプとほぼ同じです。
刃がねじれてついているためねじり鎌と呼ばれます。刃が柄に対して垂直についています。
土の表面を掻き取るように草をるため、腕や肩への負担が少ないです。
比較的短い草丈で、砂利が多めの比較的硬い地面で威力を発揮します。
4.長柄刈払鎌
柄が長いため、立ったまま草刈りができて便利です。
根っこから草を取りたい…草取・草削鎌
草を土ごと削り取れるように形状を加工した鎌です。根元から草を取れるため、キレイな状態が長持ちします。ただ、鎌の地金が摩耗するスピードも他と比べると早めです。
園芸・農業・林業で使われる鎌の刃の鋼材の比較
鎌の刃に使用される鋼材には、以下のような種類があります。
1. 炭素鋼(いわゆる鋼)
炭素鋼は耐久性があり、切れ味が良い特徴があります。ただし、錆びやすいため、使用後は乾かして保管する必要があります。
2. ステンレス鋼
ステンレス鋼は錆びにくく、メンテナンスが比較的簡単です。
耐久性や切れ味は炭素鋼に比べてやや劣ります。
しかし最近では鋼に劣らない切れ味や耐久性のステンレス鋼もたくさん登場しています。
鎌のメンテナンス
鎌を効果的に長く使うためには、以下の使い方のポイントを押さえましょう。
1. 使用後は錆び止め油を塗って保管
主に刃の部分に錆び止め油を軽く塗ってください。
柄の部分が木の場合は、木部にも油を食ってあげると、木の耐久力が上がります。
効果抜群のおすすめ錆止めオイルを紹介します。
刃に対しては以下の錆び止めオイルがおすすめです。
においが少なく防錆効果も高いです。
KURE(呉工業) 5-56 無香性
刃、柄の木部に塗れるオイルとしては以下のものがおすすめです。
黒ばら 刃物椿2 45ml
黒ばら本舗 純椿油 72mL
2. 鎌の刃を研ぐ
切れ味が落ちてくると刃を研ぐことができます。
特に刃が分厚くしっかりと作られている鎌は、何度でも刃を研いで使用することができます。
鋸刃は中々研ぎずらいですが、小刃を小刃の谷間に沿って、1本、1本研いであげると切れ味が回復します。
曲がった刃を研ぐときは、手持ちの研ぎ器(シャープナー)がおすすめです。
私は刃研ぎに関しては凝り性なので、1本ずつ目の違う砥石を使っています。
ここまでこだわる必要はないです。
ナニワ(NANIWA) 剛研 曲線刃用砥石 荒砥石
ナニワ(NANIWA) 剛研 曲線刃用砥石 中砥石
ナニワ(NANIWA) 剛研 曲線刃用砥石 仕上砥石
まとめ
本記事では、園芸や農業、林業で使われる鎌の選び方、使い方、種類、刃の鋼材の比較、おすすめの鎌の種類、鋸刃の鎌と直刃の鎌の比較、鎌のメンテナンスについて詳しく解説しました。
これらの情報を参考にしながら、自分に合った鎌を選び、正しい使い方をマスターしましょう。効率的な作業と美しい庭や農作物の育成を目指して、鎌を上手に活用しましょう。