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アガベ(リュウゼツラン、竜舌蘭)の凍結と耐凍性、凍結時の対処法を検証
2020年から2021年にかけてのの冬は、大寒波がやってきました。
1日の平均気温が-1~-2℃の日が3日間、その1週間後には1日の平均気温が-2~3℃の日が3日間続きました。
私の育てているアガベ、アロエは尽く凍結してしまいました。一部生き残ったアガベもいます。
アガベの耐寒性は品種(種類)によって様々です。
氷点下で凍結しないアガベ、凍結したアガベを報告します。
凍結で枯れやすいアガベの品種(-2~3℃が3日程度)
チタノタ(チタノータ)は総じて耐寒性が弱いです。
チタノタ(チタノータ) ランチョタンバー
凍結で大ダメージを受けましたが、計3株のうち、3株ともギリギリ生き残っています。
ランチョタンバーはチタノタの原種系なので、若干強いのかもしれません。
チタノタ(チタノータ) ホワイトアイス
ホワイトアイスの名前とは裏腹に凍結、枯死
チタノタ(チタノータ) ブラックアンドブルー(ブルーボール)
4株見事にすべて凍結、枯死
2021 5/27 追記
すべて枯れてしまったと思っていました。しかし、、大株の枯れ葉を取り除いていると、成長点が生きていました。
奇跡的に一番大きな株が生きていました!!
しかも子株まで生えてきています!今後の成長に期待です!!
チタノタ(チタノータ) 白鯨
高かったのに凍結、枯死
斑入りテキラーナ
超貴重なのに凍結、枯死。
ドラゴントゥース
3株すべて凍結、枯死。
ドラゴントゥースは寒さに弱いようです。
ホリダ
寒波到来時は当初は大丈夫そうに見えていましたが、実は凍結していて枯死。
凍結で枯れにくいアガベの品種(-2~3℃が3日程度)
サルミアナ フェロックス グリーンゴブレット
葉が一部傷むも健在。
サルミアナ フェロックス ブルーパイク(選抜品種)
葉が若干傷んでいるようですが、健在
青い葉色とシルバーワックスが魅力的です。赤い棘もいい雰囲気を出しています。
テキラーナ 赤棘龍(実生選抜種)
葉が傷みましたが、元気です。赤い棘が魅力です。
アメリカーナ
子株ですが全く問題ありませんでした。
モンタナ
実生選抜で、子株ですが全く問題ありませんでした。
アガベが凍結した時の対処法
内部の芯(生長点)まで凍結してしまうと、枯死確定です。
もし凍結しているのを見かけたら、至急凍結部分を取り除いてください。
凍結部から腐ってしまいます。
放置していると芯(成長点)まで腐ってしまいます。
そうなればゲームオーバーです。
凍結部は大胆に取り除きましょう。
芯(成長点)さえ生きていれば復活する可能性はゼロではありません。
切り口は、苦土石灰などの切開で消毒しておいてください。
後はアガベの生命力にかけるしかありません。
凍結したアガベ、しなかったアガベまとめ
アガベは、寒波到来時は室内に取り込むのが無難です。
たとえ屋外で寒波を乗り切っても葉にダメージを追うことが多いです。
年2~3回程度の積雪なら多くのアガベは耐えられます。
アガベにはある程度耐寒性があります。
しかし-2~3℃の日が3日間以上続くような、本格的な寒波では凍結してしまいます。
私は大寒波で屋外に置いていた希少なアガベ、アロエの大半を失いました。
皆さんお気をつけください大泣